「お見合いで結婚って昔のものじゃないの？」と思う方もいるかもしれません。
しかし、現代においてもお見合い結婚は一定の人気があり、特に結婚相談所やマッチングサービスの発展により、その形も進化しています。
かつては親や親戚が仲介し、家同士の結びつきとして行われることが多かったお見合いですが、今では本人の意志を尊重した「自主的なお見合い結婚」が主流です。
出会いの方法が多様化する中で、結婚を前提とした効率的な出会い方として再評価されているのです。

この記事では、そんな「最近のお見合い結婚」について詳しく解説します。
お見合い結婚と恋愛結婚の違い、メリット・デメリット、成功させるポイントまで分かりやすく紹介していきますので、これから婚活を考えている方や、お見合い結婚に興味がある方はぜひ参考にしてください。

お見合い結婚とは？

お見合い結婚とは、第三者の紹介を通じて結婚を前提とした出会いをし、一定の交際期間を経て結婚へと進むスタイルの結婚です。
かつては家族や親戚、知人が仲介する形が一般的でしたが、現代では結婚相談所やオンラインマッチングサービスを活用するケースが増えています。

お見合い結婚の特徴は、出会いの段階から「結婚を前提にした交際」であること。
恋愛感情を育む前に、お互いの条件や価値観が合うかどうかを確認し、その後の交際を通じて結婚を決める流れが基本です。
一般的に、短期間で結婚の決断をする傾向があるため、将来の方向性が明確になりやすいメリットがあります。

お見合い結婚の主なスタイル

現代のお見合いは、主に以下のような方法で行われることが一般的です。

仲人型の結婚相談所
専任の結婚カウンセラー（仲人）が間に入り、条件に合う相手を紹介し、お見合いの調整から交際・成婚までサポートしてくれます。交際中も相談できるため、婚活に不安を感じる人に向いています。

データマッチング型サービス
年齢や職業、価値観などのデータをもとに、マッチングシステムが条件に合う相手を自動で紹介します。出会った後の進展は基本的に本人同士に任されるため、ある程度自主的に婚活を進めたい人に適しています。

婚活アプリ・オンラインお見合い
結婚を目的としたマッチングアプリやオンライン婚活サービスを利用する方法です。
基本的に第三者の介入は少なく、自分で相手を探してやり取りを進めます。自由度が高い一方で、相手選びや交際の進め方には慎重さが求められます。

お見合い結婚と恋愛結婚との違い

お見合い結婚と恋愛結婚の最も大きな違いは、「結婚を意識するタイミング」です。

お見合い結婚：
出会いの時点から結婚を前提としているため、交際期間が比較的短く、半年～1年以内に結婚を決めることが一般的。

恋愛結婚：
日常の出会いを通じて交際が始まり、徐々に結婚を考える流れ。交際期間は数年に及ぶこともあり、タイミングはカップル次第。

また、お見合い結婚は、条件面での相性を重視するため、価値観や将来の方向性が合いやすい点が特徴です。一方で、恋愛結婚はお互いの感情が自然に育つ過程を大切にするため、時間をかけて関係を築く傾向があります。

項目	お見合い結婚	恋愛結婚
出会い方	仲介者を介して	自然な出会い
結婚への意識	最初から結婚を前提	結婚を前提としない場合もある
情報量	事前に相手の情報を得られる	徐々に相手の情報を知る
交際期間	短い	長い
結婚の決定	理性	感
メリット	効率的、条件に合う相手と出会える、信頼できる相手と出会える	ときめきや恋愛感情を感じやすい
デメリット	ときめきを感じにくい	結婚に至るまでに時間がかかる

このように、お見合いでの結婚は結婚に向けて効率的に進められる方法のひとつです。
現代では柔軟なスタイルが増え、自分に合った方法で婚活を進められるようになっています。
どの方法が自分に合っているかを見極めながら、納得のいく結婚を目指してください。

メリット・デメリットに関しては、次のパートで詳しく解説していきます。

お見合い結婚のメリットとデメリット

お見合い結婚は、結婚を前提とした出会いのスタイルの一つで、恋愛結婚とは異なる特徴があります。
ここでは、お見合い結婚のメリットとデメリットを詳しく解説します。

お見合い結婚のメリット

1.効率的に結婚相手を探せる
お見合いは、結婚を真剣に考えている人同士が出会うため、通常の恋愛と比べて交際から結婚までの流れがスムーズです。
恋愛結婚では、相手が結婚を意識しているかどうか分からないまま交際が続くことがありますが、お見合いでは最初から「結婚を前提とした交際」が前提なので、時間を無駄にせず婚活を進められます。

2.希望条件に合う相手と出会える
お見合いでは、年齢・職業・年収・学歴・価値観・結婚観などの条件を事前に確認したうえで相手を選べるため、結婚後のミスマッチを防ぎやすいのが特徴です。
「転勤のない人がいい」「親と同居してくれる人がいい」などの譲れない条件がある人にとって、お見合いは理想の相手を効率的に探せる手段の一つです。

3.結婚相談所や仲人のサポートが受けられる
結婚相談所では、専任のカウンセラーや仲人が間に入り、出会いの調整から交際中のアドバイス、成婚までサポートしてくれます。
恋愛結婚では、「相手の気持ちが分からない」「プロポーズのタイミングが難しい」と悩むこともありますが、お見合いではこうした相談をカウンセラーにできるため、スムーズに話が進みます。

4.結婚後の安定感が高い
お見合い結婚は、最初から結婚を前提に出会うため、お互いに冷静に相手を選び、結婚生活に必要な条件をすり合わせたうえで結婚できます。
これにより、「こんなはずじゃなかった」と後悔するリスクが低くなり、恋愛結婚に比べて離婚率が低い傾向にあると言われています。

5.家族の理解を得やすい
お見合いは、家族や仲人が介入するケースが多いため、親世代にとっても安心感がある方法です。
結婚前にお互いの家族が関わることで、結婚後の親戚付き合いもスムーズになりやすく、将来的なトラブルを減らすことにもつながります。

お見合い結婚のデメリット

1.恋愛感情が育つ前に結婚を決める必要がある
お見合いでは、交際から結婚までの期間が短く設定されていることが多く、恋愛感情をゆっくり育む余裕がないと感じる人もいます。
特に、感情を重視するタイプの人にとっては、「もう少し時間をかけて相手を知りたい」と思うこともあるでしょう。
そのため、お見合いの交際期間では、積極的に会話を重ね、相手を理解する努力が大切です。

2.相手を条件で選びがちになる
お見合いでは、プロフィールを見て「条件に合うかどうか」で相手を選ぶため、自然な恋愛のように「好きになってから付き合う」流れとは異なります。
条件を重視するあまり、「本当は気が合うかもしれない相手」を逃してしまう可能性もあるため、理想の条件にこだわりすぎず、実際に会ってフィーリングを確かめることが重要です。

3.交際の自由度が低い
お見合いは、結婚を前提とした交際のため、恋愛結婚のように「とりあえず楽しく付き合う」というスタイルには向いていません。
また、相談所を利用する場合は、交際期間や進展のペースがある程度決められていることが多く、自由な恋愛を楽しみたい人にとっては、窮屈に感じることもあるでしょう。

4.短期間で決断を迫られる
結婚相談所では、交際期間が半年程度と設定されていることが多く、「もっと時間をかけて相手を知りたい」と思っても、長く交際を続けることが難しい場合があります。
短期間で結婚を決めなければならないプレッシャーを感じる人にとっては、負担になることもあります。

5.断られると精神的に落ち込むことがある
お見合いでは「結婚するかどうか」を短期間で判断するため、相手からお断りされることもあります。
特に何度もお見合いをしてもうまくいかないと、「自分には魅力がないのでは？」と自信を失ってしまうことも。
婚活はタイミングや相性も大きく影響するため、あまり落ち込みすぎず前向きな気持ちを持つことが大切です。

お見合い結婚は、結婚に前向きな人同士が出会うため、スムーズに結婚を目指せる方法です。
特に、結婚のタイミングを逃したくない人や、希望条件に合う相手を効率的に探したい人に向いています。
一方で、短期間で結婚を決めなければならない点や、恋愛感情が育つ前に決断を迫られる点には注意が必要です。

自分に合った結婚スタイルを選ぶことが、幸せな結婚生活への第一歩です。
お見合い結婚のメリットとデメリットを理解したうえで、自分にとって最適な婚活方法を見つけましょう。

お見合いから結婚までの流れ

お見合い結婚は、結婚を前提とした交際スタイルのため、出会いから成婚までの流れが決まっているのが特徴です。一般的には、結婚相談所や仲人を通じて相手を紹介され、数ヶ月の交際を経て結婚を決断する流れになります。
ここでは、現代のお見合い結婚の一般的な流れを詳しく紹介します。

①結婚相談所や仲人サービスに登録

お見合いを始めるには、まず結婚相談所や仲人型サービスに登録します。
登録時には、自分のプロフィールを作成し、結婚に対する希望条件（年齢、職業、価値観、将来設計など）を明確にしておくことが重要です。
結婚相談所によっては、身分証明書や収入証明書の提出が求められ、安心して婚活を進められる環境が整っています。

ポイント：
・自分の理想や価値観を明確にし、プロフィールに反映させる。
・相談所ごとのサポート内容（仲人型・データマッチング型など）を確認。

②希望条件に合う相手を探す

登録が完了すると、相談所のカウンセラー（仲人）やマッチングシステムを通じて、希望条件に合う相手を探します。カウンセラーが候補者を紹介してくれるケースもあれば、自分で相手を選び、お見合いを申し込むケースもあります。

ポイント：
・できるだけ多くの候補者と出会い、相性を確認する
・条件だけでなく、価値観やフィーリングも重視する
・気になる相手がいたら、積極的にお見合いを申し込む

※結婚相談所によっては、月毎の申込件数や、紹介数上限がある場合もあります。また紹介可能な会員数は、良い出会いが出来る可能性に直結するので事前に必ず確認してきましょう。

③お見合いの実施

お見合いの申し込みが成立すると、ホテルのラウンジやカフェなどで1対1の対面式でお見合いを行います。
仲人が同席する場合もありますが、最近は本人同士で会うスタイルが主流です。
お見合いでは、お互いの価値観や結婚観を確かめながら、会話を楽しむことが大切です。
結婚に向けて前向きな気持ちで臨みつつ、自然体で接することで、お互いの人柄を知る良い機会となります。

ポイント：
・第一印象が大切なので、清潔感のある服装・身だしなみを心がける
・形式的になりすぎず、会話を楽しむ姿勢を持つ
・相談所を通じて、相手のフィードバックをもらうことも可能

④仮交際スタート

お見合いをして「もう少し話してみたい」とお互いが感じた場合、仮交際に進みます。
仮交際とは、正式な恋人関係ではなく、「結婚を前提としたお試し期間」のようなものです。
この段階では、複数の相手と並行して交際することも可能なため、慎重に相手を見極める期間となります。

ポイント：
・数回のデートを重ね、お互いの相性を見極める
・複数の相手と仮交際する場合でも、誠実な対応を心がける
・約1～3ヶ月程度の期間で、真剣交際へ進むか判断する

⑤真剣交際へ進む

仮交際の中で「この人と結婚を考えたい」と思う相手が決まったら、他の交際相手との関係を終了し、一人に絞る「真剣交際」に進みます。
真剣交際では、より具体的な結婚生活の話や価値観のすり合わせを行い、お互いの結婚への意志を固めていきます。
この時期には、将来の住まいや仕事のこと、親との関係、家計の管理方法など、具体的な生活設計についても話し合うことが大切です。

ポイント：
・お互いの結婚観やライフプランについて深く話し合う
・家族への紹介を済ませる
・不安があれば、カウンセラーに相談しながら進める

⑥プロポーズ・成婚

真剣交際を経て、結婚の意思が固まったら、プロポーズのタイミングを決めます。
プロポーズは男性から行うことが多いですが、相談所のカウンセラーがタイミングをアドバイスしてくれることもあります。
プロポーズが成功すると、成婚退会となり、結婚に向けた準備が始まります。両家の顔合わせや結婚式の準備などを進め、正式に結婚へと進みます。

ポイント：
・成婚退会後も、結婚に向けた準備を相談所がサポートしてくれる場合もある
・両親への挨拶や婚約の段取りを整える
・できるだけスムーズに結婚へ進めるよう計画を立てる

お見合いから結婚までの期間

お見合い結婚は、出会いから結婚までの期間が比較的短いのが特徴です。
一般的なスケジュールを紹介します。

段階	期間の目安
お見合い	1回（1～2時間）
仮交際	1～3ヶ月
真剣交際	2～3ヶ月
プロポーズ・成婚	お見合いから約3～6ヶ月

※この期間はあくまで目安であり、相談所やカップルのペースによって異なります。

お見合い結婚は、結婚を前提とした出会いのため、一般的な恋愛と比べてスピーディーに結婚が決まる傾向があります。
結婚相談所や仲人のサポートを活用しながら、効率的に理想の相手を見つけることができるのが大きなメリットです。

しかし、短期間で結婚を決める必要があるため、仮交際や真剣交際の段階でしっかり相手を見極めることが大切です。
お互いの価値観やライフスタイルを共有しながら、納得のいく結婚を目指しましょう。
お見合い結婚は「合理的な婚活方法」として近年再び注目されており、婚活の選択肢の一つとして検討する価値は十分にあります。

【関連ページ】・ハルマリの婚活の流れ

お見合い結婚を成功させるポイント

お見合い結婚を成功させるためには、ただ条件に合う相手と出会うだけでなく、お互いに信頼関係を築き、結婚後も幸せに過ごせるような関係を構築することが大切です。
ここでは、お見合いを成功させるための具体的なポイントを紹介します。

相手に求める条件を明確にする

お見合いをスムーズに進めるためには、最初に自分の理想を整理し、「譲れない条件」と「妥協できる条件」を明確にしておくことが重要です。
例えば、以下のように優先順位をつけて考えてみましょう。

譲れない条件（例）：
価値観（家族観、結婚観）
ライフスタイル（仕事のスタンス、居住地域）
性格の相性（穏やか、ポジティブ など）

妥協できる条件（例）：
趣味や特技（違ってもOK）
身長や見た目（第一印象よりも人柄を重視）

お見合いは、条件だけではなく「一緒にいて心地よいかどうか」も大切な判断基準となるため、条件にとらわれすぎず柔軟な考えを持つことが成功のカギです。

第一印象を大切にする

お見合いでは、最初の印象がその後の関係を大きく左右します。
相手に良い印象を与えるために、以下のポイントに気をつけましょう。

清潔感のある身だしなみ
服装は、男性ならスーツやジャケット、女性ならシンプルで上品な服装が好印象につながります。
カジュアルすぎる服装は避け、清潔感を意識しましょう。

笑顔と丁寧な挨拶
笑顔での挨拶は、相手に好意的な印象を与える大切なポイントです。
「初めまして、今日はよろしくお願いします」と明るく挨拶することで、スムーズに会話が始められます。

リラックスした雰囲気を作る
緊張してしまうと、無意識に表情が硬くなったり、会話がぎこちなくなったりすることがあります。
相手も緊張していることを意識し、リラックスして自然体で話すことを心がけましょう。

会話を大切にする

お見合いでは、お互いの人柄を知るための会話がとても重要です。
スムーズに話ができるよう、事前に相手のプロフィールを確認し、共通の話題を見つけておくと良いでしょう。

話題のポイント
相手のプロフィールを活用する
相手の趣味や仕事、休日の過ごし方などに興味を持ち、積極的に質問すると、自然と会話が弾みます。

相手の話をしっかり聞く
自分ばかり話すのではなく、相手の話に耳を傾け、「なるほど」「そうなんですね」と共感を示すことで、相手も話しやすくなります。

ポジティブな話題を意識する
お見合いの場では、過去の恋愛やネガティブな話題は避け、前向きな会話を意識しましょう。

お見合い後の対応を大切にする

お見合いの後、相手ともう一度会いたいかどうかを相談所や仲人に伝えます。そ
の際、次につなげるための適切な対応を心がけましょう。

お礼を伝える
お見合い後には、「今日はありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えることが大切です。
LINEやメールで簡単なお礼を送るだけでも、好印象を持たれます。

相手へのフィードバック
結婚相談所を利用している場合、お見合いの感想をカウンセラーに伝え、次のステップについてアドバイスをもらうことも有効です。

柔軟な姿勢で交際を進める

お見合い結婚では、短期間で結婚を決めるケースが多いため、相手を深く知る時間が限られています。
そのため、交際中はできるだけ多くの時間を共有し、お互いの価値観をすり合わせていくことが大切です。

真剣交際に進む前に確認すべきこと
・お互いの結婚観・価値観が合っているか
・家庭の事情や将来のビジョンにズレがないか
・一緒にいると安心できるか

また、お見合いでは「完璧な相手」を求めるのではなく、「一緒に成長できる相手」を見つけることが成功の秘訣です。多少の価値観の違いがあっても、お互いに歩み寄る姿勢を持つことが大切です。

お見合い結婚を成功させるための心構え

お見合いは、恋愛結婚とは異なり、結婚を前提とした出会いのため、慎重に進めることが求められます。しかし、堅苦しく考えすぎず、自然な気持ちで相手と向き合うことが大切です。

成功のための心構え
・「お見合いだから」と先入観を持たない
・条件よりも「相性」を大切にする
・焦らず、しかし前向きに進める
・相談所や仲人のアドバイスを活用する

お見合い結婚を成功させるには、相手に求める条件を明確にしつつ、柔軟な姿勢でお互いを知る努力が欠かせません。第一印象や会話の工夫、お見合い後の対応を意識することで、スムーズに関係を築くことができます。
また、「お見合いだから恋愛ができない」ということはなく、結婚を前提とした交際の中で、信頼と愛情を深めていくことができます。
お見合い結婚は、「結婚後に幸せを築いていく」スタイルとも言えるでしょう。
自分に合った相手を見つけるために、前向きにお見合いに臨み、良いご縁をつかみましょう。

お見合い結婚に関するよくあるご質問

Q.日本での結婚のお見合い結婚の割合は？

A.
婚活サービスの利用者は年々増加しており、2020年には結婚した人のうち16.5%が婚活サービスを利用していました。

出典：婚活実態調査2021

Q.結婚相談所での成婚数はどれくらいですか？

A.
結婚相談所を利用して結婚する人も増加しており、2022年には年間約38,000人が成婚しています。

出典：日本国内の婚姻件数の約３%が結婚相談所で出会ったカップル！2023年の成婚者数は年間35,000人に！成婚数は10年連続で増加。

Q.お見合い結婚だと恋愛はできない？

A.
「お見合い結婚＝恋愛なし」と思われがちですが、実際はそうではありません。
お見合い結婚でも、恋愛感情は十分に育まれます。

お見合い結婚は、まず条件面を確認してからお見合いに進むため、恋愛結婚のように「偶然の出会いから恋に落ちる」という流れとは異なります。
お見合いでは、相手の年齢・職業・価値観・家族構成などの条件が合うかを確認したうえで交際が始まります。
そのため、「好きになった人と結婚する」のではなく、「結婚を前提に交際する中で好きになっていく」というプロセスをたどります。

お見合いをしたカップルの多くが、「結婚前よりも結婚後のほうが相手を好きになった」とおっしゃいます。
また、結婚後は一緒に過ごす時間が長くなるため、お互いの素の部分を知り、尊敬や信頼が愛情へと変わっていきます。
恋愛結婚では「交際中が一番楽しい」と言われることがありますが、お見合い結婚では「結婚後にどんどん好きになっていく」と感じる人が多いのも特徴です。